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アイヌに関する施設

北海道の先住民族「アイヌ」の文化に関する資料展示や、体験ができる施設や由来の地などをご紹介します。

北海道白老町

ウポポイ(民族共生象徴空間)

ウポポイ(民族共生象徴空間)

画像提供:文化庁
ウポポイ(民族共生象徴空間)は、白老町ポロト湖畔に誕生するアイヌ文化復興・創造の拠点です。「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味します。先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」では、アイヌ民族の視点で多彩な展示をわかりやすく紹介し、解説パネルやサイン、音声ガイドはアイヌ語・日本語・英語など多言語に対応。「国立民族共生公園」は、古式舞踊の公演や多様な体験プログラムを通じて、アイヌ文化を体感できるフィールドミュージアムです。
※新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、5月29日(金)に開業延期

北海道函館市

函館市北方民族資料館

大森勝山遺跡

アイヌ民族をはじめとする市立函館博物館所蔵の北方民族資料を収蔵・展示している施設です。北方民族の資料は世界的に希少で、函館出身で人類学・考古学・民族学の権威である馬場脩氏や、函館中学校卒業の児玉作左衛門氏が収集した資料は、北方文化を物語る逸品として広く内外に知られています。明治期に篤志家や開拓使によって収集されたものも注目を集めています。

北海道上ノ国町

【重要文化財】旧笹浪家住宅 付属土蔵・米・文庫蔵

旧笹浪家住宅 付属土蔵・米・文庫蔵

町内で発見されたアイヌの祭祀具「イクパスイ」や弓、法力でニシンを呼び寄せたという大蔵鰊の伝説を思わせる祈祷具・鉾形代、北海道で唯一文字の判読が出来た木簡(木の荷札)など江戸時代のアイヌと和人の関わりを物語る資料が展示されています。

北海道伊達市

だて歴史文化ミュージアム

だて歴史文化ミュージアム

だて歴史文化ミュージアムは、文化財や美術品の展示・活用と文化・芸術の振興を一体化した博物館として、2019年4月にオープンしました。本館には、ワークショップや講演会などを行う「ラーニング・スタジオ」と、歴史などに関する調べものを行う「ライブラリー・コモンズ」を配置。2階の展示室では、武具甲冑類や美術工芸品、重要文化財の有珠モシリ遺跡出土品などを展示しており、縄文・アイヌ・武士など、伊達市の歴史が学べます。

北海道室蘭市

名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸
(めいしょうピリカノカえともはんとうそとかいがん)

名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸(めいしょうピリカノカえともはんとうそとかいがん)

室蘭市の外海岸は断崖絶壁が続く美しい海岸で、「名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸」として国の指定文化財に指定されています。「ピリカノカ」とはアイヌ語で「美しい形」という意味。「室蘭八景」として親しまれてきた、マスイチ浜・地球岬・トッカリショ浜・ハルカラモイが国の名勝となり、自然景観だけではなく、アイヌ文化に由来する地としても注目されています。

北海道登別市

登別市郷土資料館

登別市郷土資料館

登別市は『アイヌ神謡集』の著者・知里幸恵と、アイヌ語研究者・知里真志保の姉弟や、その伯母であり、膨大なユカラをローマ字で記録した金成マツを輩出した土地であり、またアイヌ語地名研究者の山田秀三とも縁のある地域です。登別市の歴史や民具を展示する資料館内では、アイヌ民具のほか、知里真志保の関係資料を中心とした展示、現在の登別市におけるアイヌの人々の活動を紹介しています。令和2年度内にアイヌに関するコーナーをリニューアル予定です。

北海道登別市

知里幸恵 銀のしずく記念館

知里幸恵 銀のしずく記念館

アイヌで初めてアイヌの物語を文字化した『アイヌ神謡集』の著者である知里幸恵の生涯や功績を紹介する施設です。知里幸恵の遺品や関連図書の展示、アイヌ文化講座やアイヌ語地名のフィールドワークなどの活動をとおして、知里幸恵が愛し、守ろうとしたアイヌ民族の文化を広く伝えています。

北海道苫小牧市

苫小牧市美術博物館

苫小牧市美術博物館

苫小牧市の自然・歴史・考古・芸術に関する資料のほか、アイヌ民族資料についても収蔵、展示している施設です。常設展示室では、市内の遺跡から出土したアイヌ文化期の埋蔵文化財や、アイヌ民族の歴史を伝える民具や装身具などの資料を展示しており、そのなかでも道指定有形文化財に指定されている「アイヌ丸木舟及び推進具」は、苫小牧が古くから人やモノを運ぶ流通の拠点であったことを示すうえでの重要な資料となっています。

(記事公開 2020年3月)